God Breath You Atsushi Sakurai
- meteornightrain
- 2015年3月7日
- 読了時間: 2分
3月7日。それは希有な日本のヴォーカリストのバースディ。櫻井敦司その人の誕生日。
悪の華のジャケットを見た時から自分の心を鷲掴みした唯一無二のヴォーカリストのその歴史は薄弱と強い矜持、そして愛に至るフィールで形づけられている。
バクチクとしてデヴューした初期に感じた葛藤、悪の華のツアー時に亡くなられたお母さんの追悼。そして「太陽が狂った」とルティーンを切る狂った太陽の発売。
DTDのコンサートに言った時僕は聞いた「あっちゃん、辛そうだったね」と。
シェイプレスの時死にかけ、そして生還した日々。
重ねられるディケイド、それは愛の惑星でエクスプローションする。
ダヴルアンコールのサクリファイスで歌う。必要なら、悪魔に何もかも捧げると。そして流れる彼の初期のライブパフォーマンスとして倣われたデビット・ボウイのスペースオディティ。
彼には終わりしか待っていなかった。
だが、ヴォーカリストの矜持がその終わりを乗り越えさせた。
結婚をし、バンカーの社長についた今も心の奥底に秘めた狂気とともに。
或いはアナーキ。大阪のメタフォーム・ナイツの無題の時、観客が倒れた、そこで愚者は行くと歌うのをやめ、大胆さみせるように、倒れた客へのルーティンを語る彼の脳裏に去来するのは何か。
それは自身の狂気と折り合いをつけて行く上で、十年前今は歌えと歌った悪魔に何かも捧げた男のヴォーカリスト、人間としての矜持が見える。
或いはアナーキー。シューリアリズムのそれ。
僕もそれに倣いRose Scent Hart 心臓は薔薇の香りをエキビジットさせた。そけは頓挫したが、まだ鼓動が続いている。
バクチクは存在そのものがシュール。そしてハンサム。ピエロルフの予告編のように。十三階は月光の月光はどこに差すのか?
Tabooのイコノグラフィ。そして狂った太陽。時は重ね、憐憫の情で語られていたカンヴァーセーションは矜持に切り裂かれた。
爆竹的な響きと共に。その生が讃えられているものである事を願う。ディスク化されたNHKホールで無題のプロローグとして響いたパパ、ママの声。
彼はまだ彷徨っているのか?その凛々しい面持ちとは別に。
もし悪魔に捧げたものがかけがえの無いものであるのなら天使の慈悲を。
そしていずれ僕は蘇らせるRose Scent Haert。心臓は薔薇の香りを。
神は知る自分が自分の心を無くした事をと彼は言った。
その神の祝福を。
God Breath You.
Comments