BUCK-TICK is Atushi Sakurai Smile like a Buddha in Nirvana 2015.4.9
- meteornightrain
- 2015年4月9日
- 読了時間: 4分
BUCK-TICK is Atushi Sakurai Smile like a Buddha in Nirvana 2015.4.9
今日は釈尊の誕生日。その日を迎え僕は自分がバクチクのtour 夢見る宇宙を思い出した。
デ ビュー25周年を迎え、Pared IIを行ったバクチクのアニヴァーサルイヤー、その前日に発売されたディスクの最後を飾るに相応しいアルヴァム。その永遠のモメントになるtourの最終 公演。12月28日、バクチク現象、東京ドームから続くDay In Questionの変わりに送られたこのツアーはバクチク現象が続く事を意識させ、同時にアニヴァーサリーイヤーの限りないモメントにオーディエンスを、 包みこんだ。
Paredoは続くよという言葉と共に。
宇宙の包括的な広がり を感じさせるSEに期待が高まる中。刹那とつやめきを感じさせる櫻井敦司の声が印象的なエリゼーのためにかに始まり、星野英彦の望遠鏡を模したパフォーマ ンスが魅力的な「マーメイド」。樋口豊の笑顔が可愛い。櫻井敦司のなおも癒えぬ狂気を感じさせる「ロング・ディスタンス・コール」。そして続く「極東より 愛を込めて」。
櫻井敦司は狂った太陽のリリース時に言っている。「天安門事件より、自分に起こった出来事の方が」と。だが、それは「極東I Love You」で初めて外の世界へ語りかけたモメントになるアルヴァム。
その極東I Love Youの極東から愛を込めてをパイロと赤いライトの中で歌う。
ラ イブは続き鋭角的な衝撃となる「Jonathan Jet–Coaster」、今井寿のギターのイントロが絶えず印象的で、櫻井敦司の孤高を感じさせる「見えない物を見ようとする誤解 全て誤解だ」。、そ して、狂いましょうと綴りを閉じる「夜想」、銀色のラインと黒いスクリーンが宇宙的なイマージュを感じさせるSane、今井寿のイントロと櫻井敦司の「行 くぜ」
という声が印象的な刹那の生と死を歌う「インターラプター」、エレクロトにかのギター、そしてアニイのドラムのイントロが印 象的で、ゲーテのファウストーー「時間よ止まれお前は美しい」という言葉に倣う自由な天使を追う「Miss Take ~僕はミス・テイク~」。そしてロックンロールに唇を塗ったかのような「Climax Together」のWe Love Allのルーティンで本編は終わる。
そしてアンコール1では寂寥の「Coyote」を2014年に リリースされた或いはアナーキーのFish TankerのHiper Loveのようにヴェールを被り歌う。続く「君のVanira」愛おしい。仏陀の教義をイマジンで現したジョンの命を奪ったと、ライ麦畑でイキっぱなしと 歌われ、人でなしルシファーと歌われる「天使は誰だ」。
アンコール2では銀色のスポットライトと青 いライティングが月の螺旋を現実に見せるバクチクのかけがえの無い曲ーーそれは「Climax Together」のロックロールに唇を塗るその眩惑のイマージュと愛を補い、全ての淀み、哀しみ、葛藤を洗い流すかのような星野英彦作曲による、バクチ クそのものの曲の一つ「Jupiter」。そして「Just One More Kiss」、「土壇場Beauty」でオーディエンスを熱狂させ。
そして歌われる今井寿の「きらきら光る夜空の星よ」のフレーズから始まる、最後の曲「夢見る宇宙」。星と銀河、そして胎児の姿を背景にして、バクチクの五人が演奏を行う。そのシーンはかけがえも無く、同時に狂おしく、だからこそ愛おしい。
「あなたに出会えた夜 僕は生まれた
夢見る宇宙に夢中 銀河の中で
一瞬も 永遠も 狂おしい 僕らは・・
くるくる回る 回る 月夜のWaltz
夢見る宇宙に夢中 踊りませんか?
喜びも 悲しみも 愛おしい 2人は帰れない 踊りましょう
指と指がそう、触れ合って 舞い踊る君 幻
夢見て 夢見ている宇宙 I Love・・
一瞬も 永遠も 狂おしい 2人は帰れない 踊りましょうーー 」
リ フレインする「きらきら星」のフレーズ共に終ったこのバクチクのアニヴァーサリーライブは夢見る宇宙だけの楽曲だけでなく過去の、そして過去とするにはあ まりにもエナジーに溢れた楽曲を中心に構成されている事だ。「君のVanira」、「ロング・ディスタンス・コール」、「極東より愛を込めて」、 「Just One More Kiss」、「Coyote」、「Jupiter」、「土壇場Beauty}これらの曲はバクチクの重ねたディケイドーーロザリオの守りであり、未来へと 続くもの。
釈尊とは不思議な存在。因果に存在すると同時に空王として地上に降り立つ。全て受け入れて。それは櫻を苗字に冠した櫻井敦司にも通じるもの。セットリストには加えられていなく、対照的な表現だがDieの歌詞が脳裏に浮かぶ。 花祭りに甘茶、素敵な儀礼。
櫻井敦司はtour 夢見る宇宙のライブの曲が全て終わった後、オーディエンスにこの言葉だけを贈り、ステージを去った。
「おやすみ」とーー。
Ciao! We ♥ all.
今日は釈尊の誕生日。 人を赦す気持ちを忘れず。 櫻井敦司もそう願っているはず。
さようならの果て 抱き合って 目を閉じたなら おやすみ
夢見て 夢見ている宇宙 愛
さようならの果て 抱き合って 目を閉じたなら おやすみ
夢見て 夢見ている宇宙 愛
4月、seven
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